〜MM夢クリでの妊活日記〜

アラフォーでチョコレート嚢胞もち。手術や体外受精についての記録。

夢クリ卒業

無事に卒業してきました。

8週4日、赤ちゃんは2等身になって足がぴょんと生えていました。

とても可愛くて、毎日エコー写真を眺めてにやにやしています。

 

今後は、産科の方へ転院して出産に向けてあれやこれややっていきます。

 

まだまだ安心はできませんが、元気に生まれてくることを信じています。

 

なんか、やたら信じてるなぁと思うんですが、それが良かったのかな、とも思うんです。

 

きっと、思い詰めずに前向きに信じていればうまくいくんじゃないかな。とか。

 

 

この1年間、いろんなことがありました。

 

自分が子宮内膜症だとわかった時は泣きました。

歳だし、子供できないかも、チョコレート嚢胞がガンになって死ぬかも、とまで思いました。

 

夢クリを受診してからは、半年の間に手術したり採卵したり移植したり…

仕事の合間に注射に行ったり…

 

よくやったなぁ。。(´;ω;`)

 

夫が協力的なのも助かって、結果的にうまくいって良かったです。

 

赤ちゃんがほしいけどできなくて、まだ治療するのはちょっと…とためらっている方がいたら背中を押したいです。

もし35歳を超えているなら、しかも病気があるなら、勇気を出して是非受診してもらいたいです。

早ければ早いほど、精神的、肉体的、金銭的負担は軽く済むと思います。

多少高くても、いい病院を選んでください。これはもう絶対。

 

 

そして、おせっかいな外野の言葉はスルーしましょう!

「早く作った方がいいよ〜」

「先越されちゃったね」

「結婚して何年だっけ?」

「早く孫の顔見せてね」

 

 

  うるせえぇっっ!!

 

 

周りのBBa達は容赦なく、悪気なく言ってくるけど、結局生んでも生まなくても何かしら言うんです、こういうヒト達は。

 

 

 

   うるせぇぇBBa!!

 

 

と、心の中で叫んでさっさと忘れましょう!

 

 

私にとって不妊治療は、感動的で、素晴らしい体験でした。

不妊に悩む人達が一人でも多く、かわいい赤ちゃんに会えることを心から願っています。

 

 

BT27 心拍確認

何もやる気がおきません。

 

吐きづわり、眠りづわり、◯◯づわりと種類は色々あるそうですが、

やる気づわり?やる気なしづわりか??

とにかく何もしたくない。食べるのもめんどくさい。なんでもいいから流動食でも体内に流してほしい、そんな気分。

 

よく、コーヒーの匂いがだめになるとか、お酒が飲みたくなくなると聞きますが、

コーヒーは相変わらずいい匂いだし、ビール飲みたい。

 

 

BT16  5週0日 4.7mmの胎嚢が見えました。

 

子宮の中に出血が見えるそうで、そのまま吸収されるかもしれないし、外に出てくるかもしれないけどよくあることだからびっくりしないで、と説明されました。

 

それまでの体調変化は普段の生理前そのもの。

ただ、妊娠していなければ生理予定日だった日の前日に、強めの生理痛のような痛みで目が覚めました。

 

こ、これはやばいやつなんじゃ…

流産の2文字が頭をよぎってお腹を抱えながら、

「お母さんは痛いの大丈夫だから、あんたは頑張んなさい!」

と叱咤激励、しばらくして痛みはおさまりました。

 

その後は胸が張っているけどむしろ排卵後の方が張ってたよという程度。

張りがおさまる日もあって、そんな日は不安になります。

 

夫は毎日お腹に話しかけてます。

そんな日常にほっこり。

 

 

BT27 6週4日 心拍確認の日。

この日は夫も一緒に行きました。

もちろん内診室までは入れないけど、一緒に待っていてくれるのは心が安らぎます。

 

この日は、採卵の時と同じくらい緊張しました。

胎嚢の中が真っ黒で何も見えなかったらどうしよう…考えたら泣きそうです。

 

呼ばれて内診室に入り、台に乗る。

 

さあ、覚悟はできた。見せてくれ。

 

エコーの画面を見ていると、すぐに胎嚢が見えました。

 

あ、なんか白いのがチカチカしてる…

 

「これ心臓ね、ピコピコ動いてるの見えますか?」

うんうん、なんか動いてるの見える!

 

よかった、ちゃんと育ってるんだ。

 

エコー写真ももらえました。

胎嚢の中の白い赤ちゃんが、なんかエビみたい。

 

夫に報告すると、ああよかった〜と頭をワシワシされました。

 

夢クリでは9週まで見てくれるそうで、そしたら晴れて卒業です。

 

無事に卒業したい。

 

一つ進むと、また一つ不安になる。

どうやら勝手に不安を作ってしまうようで、これがマタニティブルーというやつなんでしょうか。

 

ホルモンのせい、やる気なしづわりのせい、

ってことにして、この暑い夏を乗り切っていこうと思います。

 

 

 

BT7 判定日

ついに、判定日がやってきました。

いくら着床したとはいえ、まだまだ油断できません。

 

この3日間、お腹の中で生命が育まれていることをしみじみ感じたり忘れたり思い出したり忘れたり。

 

体調はいつもの生理前となんら変わりません。

胸の張りは生理予定日に向けて順調におさまってきたし、生理前の下腹部のチクチクも順調にやってきました。

 

このまま生理がくるんじゃなかろうか。

 

ドキドキの血液検査です。

 

E2        129

P4        27

β-hCG  68.1

 

順調に伸びてくれました!

調べてみたところ、この数値だと出産する確率は80%以上となりました。

 

ああ、ついに妊婦になったのね。

 

とは言っても、まだつわりも何もないので実感がまるで湧きません。

もっと浮かれるかと思ったらそうでもなかった。

 

先生からは、

「出産する病院をそろそろ考えておいてください」

とのお言葉、なんだか現実的になってきました。

 

来週は胎嚢確認、そのあとは心拍確認、

まだまだ緊張する場面は続きますが、

ようやくお腹に宿った命を大切に守っていきたいです。

 

 

 

胚盤胞移植。BT0〜BT4

自然周期でD3、D14と受診して、D19で胚盤胞を移植してきました。

この日をBT0と言うんですね。よく知らなかった…(*_*)

 

てっきりホルモンをがっつり補充して移植に臨むものと思っていたので、薬ナシと言われてびっくり。。

大丈夫でしょうか…

 

移植当日、朝イチの採血では

LH  10.8

P4  18.7

 

黄体ホルモンがしっかり出ています。

移植決定です!

そこから凍結されている胚盤胞を溶かして、

培養士さんの説明を受けます。

 

この卵は周りを取り囲む透明帯がない状態で分割していったので(透明帯が一部壊れていたので全部取って受精)、

分割する時に細胞がバラバラにならないかどうか見守ってくれていたそうです。

 

無事に細胞同士が結合して、胚盤胞まで成長してくれました。

こんな状態でも成長してくれたから、生命力の強い卵なんだと私は信じているわけなんですが、

ほんとに大丈夫か??

 

胚の大きさ  170μm

総合評価    B

子宮内膜   12mm

着床確率は45〜55%、半々ですね。

 

移植自体はすぐ終わりました。

採卵の時のように消毒をして、

カテーテルを子宮の中まで入れて、ちょっと違和感があるくらいで痛みという痛みはなかったです。

 

モニターに映し出された卵がカテーテルにゆっくり吸い込まれていく様子はまるでUFO。

笑いそうになったけど、お腹に入ってきた時は、「おかえり」という気持ちで感慨深かったです。

 

リカバリールームに戻り、一人になった途端に涙が止まりませんでした。

 

ここにいるんだ、ようやく迎えられた。

よくがんばったね、もう大丈夫だからね。

 

涙と鼻水でぐしゃぐしゃになったところで看護師さん登場。

「どうしましたか?!」

あ、すいません、感動してるんです

ティッシュを持ってきてくれました。

 

家に帰ってからはたくさん話しかけました。

 

こんなに感動したのに、人というのは忘れやすい生き物ですね、家事やらなんやらやってたら移植したことをすっかり忘れて、

トイレに行って( ゚д゚)ハッ!と思い出しお腹をさすってみる。

 

仕事中も忘れてやっぱりトイレに行った時に( ゚д゚)ハッ!

お風呂に入っている時に( ゚д゚)ハッ!

 

大丈夫でしょうか。

でもちゃんと信じてるんです(´・ω・`)

 

そして迎えたBT4、採血の日です。

判定日はBT7。その前に、ホルモン補充が必要ないかどうか確認の採血。

着床してれば、胎盤から出るhCGがちょっと反応するらしい!

 

どきどき。

このまま何も知らなければ、まだまだ母親気分でいられるのに。

知りたいような、知りたくないような…

もうちょっと幸せ気分でいさせて♪

待ちながら、ぐう(-_-)zzz

( ゚д゚)ハッ!

…長ぇ。とにかく長ぇ。

 

ようやく呼ばれて、

「着床してますね」

 

LH          5.6

P4          22.1

β-hCG   2.6!

 

「薬はなしで大丈夫ですね、では3日後。」

 

あっという間に診察終わり。

今日は院長先生1人でさばいてるので余計なことは聞かずに診察室をあとにしました。

 

ところで、ここでLH測る意味はあるの?

採血一項目ごとに2000円かかるし、これ別にいらないんだけどな…と思ってしまふ。

 

何はともあれ、着床したようでよかった。

このまま数値が伸びてくれますように。

お母さん信じてるからね!

 

 

 

 

 

 

ワンステップ排卵検査薬ピークLH値120

自力でタイミング法を試していた時、ドクターズチョイスのワンステップ排卵検査薬を使っていました。

 

以前は、LHが50mIU/mLで陽性ラインが出るものだったのが、感度がアップして20mIU/mLで出るようになりました。

 

正直、私は前の方がよかったです。

コントロールラインと同じか、それ以上にくっきり出るのでわかりやすかった。

 

これは私だけかもしれないけれど、

新バージョンでは、薄い線が数日だらだらと見え続けるし、以前のようにくっきり濃くならないのでどこがピークかよくわかりません。

 

「線が出たらLHサージ開始」でいいのでしょうが、どうせならどこがピークか知りたいという人はたくさんいると思います。

 

そこで、

今日の採血でLHサージのピークどんぴしゃだったので、尿検査してみました。

 

D14 

卵胞17mm

E2 : 196

LH : 124.1!

 

 

この採血の3時間後の尿で、

 


f:id:kykanben:20170602150600j:image

こんな感じです。

やっぱり薄いよね??

 

LHのピーク時の基準値は、色々調べてみても100だとか200だとかはっきりわかりません。

個人差、ということなのでしょう。

 

血液中のLHがどのくらいの時間で尿に出るのかもはっきりとはわかりません。

 

どの程度の水分摂取で線の濃さに影響するのかもわかりません。

 

わかっていることは、

水を100mLほど飲んだ直後に採血してLH120でドクターが「ピークだね」と言ったこと、

その後セブンコーヒーRを1杯飲んで1時間半後にトイレで排尿、

その1時間後の尿検査、つまり採血から3時間後の尿でこの結果ということです。

 

 

途中のトイレで出ちゃったかもね!

 

 

 参考になるかどうかわかりませんが、

 採血と尿検査の両方のデータは検索してもあんまり出てこないと思うので記録しておきます。

 

 

 

顕微受精に抵抗がある?

顕微受精に抵抗、ありますか?

 

私は全くありません。

 

命の選別?人為的だから?

 

だとしたら、何もしなければ死にゆく老人を医療で助けるのは命の選別ではないの?

 

少し手助けすれば生まれる命はたくさんあるのに、それには抵抗があるの??

 

人の手が加わったから。

と言うけれど、

あなたというメスが夫というオスと出会ったのは、誰かのおかげだった、なんてことはないでしょうか?

 

数億個の中で勝ち残った、たった1匹の精子

そこに命の神秘性を感じるのはもちろんだけれど、

 

あなたと夫が出会ったのは、

夫という♂が、数億人の男衆を蹴散らしてあなたという♀を勝ち取ったのでしょうか。

 

その通りよ!

と言うならすいません、恐れ入りました、もう何も言うことないですおめでとうございます。

 

まぁたいてい、合コンで気があったとか、友達の紹介、いつも行く店で知り合った、職場で…

 

そんなものじゃないでしょうか。

要は、

 

 

   近くにいたから。

 

 

これが本質ではないでしょうか。

 

卵子精子の出会いも同じだと思うんです。

 

 

たまたま近くに辿り着いたから。

 

 

顕微受精は、動きのいい、形の良い精子を選んで卵子と巡り合わせた

 

あなたに合うと思って、この高学歴のイケメンを紹介するわ

 

 

  同じじゃね?

 

 

結局、どれを選んだって、愛する夫の精子です。

そこに何の抵抗があるのでしょう。

 

顕微受精を否定する人、差別する人、

何も苦労なく妊娠、出産まで辿り着いた方には理解できないところもあるかもしれないけれど、

今では様々な技術があること、それは医療だということを前向きに捉えてもらいたいです。

 

 

 

術後1ヶ月半の現在

チョコレート嚢胞を摘出して、1ヶ月半が経ちました。

術後、3週間くらい経った時に受診して特に異常なし。

チョコのあった左の卵巣にも育っている卵胞が見えて、ああ、ちゃんと機能しているんだな、と安心しました。

 

手術中のグロい写真を見ながら説明を受けました。

あ、これ、私のお腹の中なのね。。

 

癒着はそれほどなかったようで、生理痛が軽いのも納得。

病理検査でチョコ腫瘍は良性とのこと、

卵管も通ってることを確認してもらいました。

 

傷口は、コリコリとした芯のようなものがあったのが徐々に消えてきました。

5ミリくらいの小さな傷で、それほど気にならない程度です。

 

おヘソの形は少し変わりました。

おヘソって、中はすこしシワシワしていますよね?

それがツルンとなって、切り口が斜めだったのか、よく見ると斜めみたいな。

 

まあ、デベソでもないし、よく見ないとわからない程度なので気にしません。

 

そして、生理も無事に来ました。

術後2日くらいで排卵があったようです。

排卵すると乳首が痛くなるのですが、入院中に痛くなって、その2週間後に生理がきました。

こんな状態でも排卵するんですね。

なんか、すげー。。

 

夢クリには、生理14日目に来れたら来てと言われていたので行きました。

 

手術をした病院からの報告書で

不妊治療はすぐに開始してOK』

『自然妊娠も充分可能』

といった内容が書かれていたらしく、

 

え? 私、普通に妊娠できるの??

 

と希望をちょっと持ちました。

 

でも、私は採卵して胚盤胞まで辿り着いた卵ちゃんに愛着があるので、

できればその子を生みたいという気持があります。

 

とは言っても、自然にできればそれに越したことはないわけで、今周期は自然にチャレンジ♪

玉砕。

 

まぁ、そうですよね、そんなうまくいくわけない。。

 

 できれば次周期、あの子を迎えに行きたいと思っています。

感覚なんて何もないだろうけど、凍結されて寒いだろうに、早く温めてあげたいです。

 

期待しすぎるのは良くないかもしれないけれど、私はあの子は元気に生まれてくるような気がしてならないのです。

 

体調をしっかり整えて、楽しい気分でその日を迎えたいです。