初めての採卵〜16日目
本日16日目、ついに初めての採卵です。
昨日は色々検索しまくり。
夜のうちに明日の手荷物を全部用意して、目覚ましかけて、
あとはもうやられるのみ(`・ω・´)
朝、旦那の採れたておたまじゃくしのinした容器をタオルで包んで、銀色の保温バッグに入れて、大切に持って病院へ。
ナースセンターに呼ばれて、手術衣に着替えてベッドで待ちます。
ここでおたまじゃくしを看護師さんに渡します。
なんだかちょっとさみしい…
あーん、バイバイ、
立派になって帰ってこいよぉ。゚(゚´Д`゚)゚。
ここから結構待ちました。
長いな…
暇だし、ちょっと寝るか。
寝られるか!( ;∀;)
ついに順番が来て、扉が開かれます。
ほの暗いオペ室、といった感じ。
もうやるしかない…
ここから私は女優よ。
「お願いしまーす」
なるべく一人ひとりの顔を見ながら挨拶。
まるでドラマ撮影のクランクインのようだ。
「ここに足を乗せてくださいね」
「はーい」
台に乗り、足が固定される。
さあ、ひと思いにやってくれ。
痛いと噂の消毒。
なんか器具を入れてカチャカチャやってる。
あー、きっとこれから痛いんだわ。
「消毒終わりました」
え? 終わったの?
「採りますね〜」
お、おう、ここからが本番…
どんな痛みが来るのやら…
モニターを見てちょっと身構えていたら
おお! 吸われておる!!
黒い○がみるみる小さくなっていきます。
てか、いつ刺したの??
「1リンスです」
「1リンスでーす」皆で復唱
おお、これが噂の1リンス(笑)
1回刺すと1リンス。
つまり2回刺すと2リンス。
3回刺したら3(略)
「2ミリです」
これは卵胞の液の容量らしいけど、
みんなのより少ないなぁ、ちゃんと卵入ってるかなぁ。。
痛みというよりは、中で何かされてる違和感、という感じ。
痛くないとわかってからは、気持ちに余裕が出てきました。
さすがに6リンスくらいで
「う…」
と声が出ましたが、べつに痛くないです、
なんとなく言ってみただけです(゚∀゚)
「終わりです」
おわたー(゚´Д`゚)
ガーゼを詰めるのが痛いというのもブログでたくさん目にしたけど、これも痛くなかった!
おつかれ私!おつかれ皆さん!
先生を始め、看護師さん、培養士さん、みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとみんな!
おかげでいいドラマができそうよ!
その後20分の安静のあとに、自分でガーゼを抜きます。
抜きます。
…抜きます…まだ出る??
え、え、まだ出る???
私のお股からはまるで手品のように
30センチくらいのガーゼがするすると出てきました。
もうすぐハトも出せそうです。
止血確認。
内診して異常なし!
そして、ついに卵とご対面…
「全部で4個採れました」
4個〜♪
「2ミリです」を2回聞いただけだったから、ちょっとびっくり!
「ひとつは綺麗な成熟卵です」
まんまる〜!
よくがんばったねぇ(´;ω;`)
私のお腹の中で育ったのね。。感動。
「精子の状態もいいので、これはふりかけで受精させます」
旦那もがんばってくれました。
ありがとう!
センキュウ!!
「2つは変性卵で、これは廃棄ですね」
なんか、べちゃってなってる。
捨てちゃってくださーい。
ごめんね、卵たちよ。
「あとひとつは、丸いけど、一部輪郭が見えないので、もうちょっと綺麗にしてから顕微にしようと思います」
確かに丸いけど、なんか一部ぼやけて中身が飛び出てるような。
おまかせします!
いい具合にやっちゃってください!
こうして、初めての採卵は無事に終わりました。
採卵直後は、軽い生理痛のような痛みがありましたが、2時間くらいでおさまりました。
腰を曲げると圧迫されてちょっと痛いかな。
今日は安静にして過ごそう。
ああ、ちゃんと受精できるかな。
無宗教ですが、ここは「神様」と呼ばせていただきます。
神様、
どうか我らの卵を胚盤胞までお導きくださいまし。
やり切った感でホッとして、
マークイズでパンケーキ食べて帰りました。
家に帰ると、旦那が電話をかけてきてくれました。
声を聞いて、心からホッとしました。
ありがとう。
一歩前に進んだね、私達。
一週間後の電話で経過確認です。
それまでしばらくゆったりしよう。